8月6日は、10時起床の朝であった。

 急用ができてしまった新参と相方は、

 すでに四国へむかった後。

 焼き飯をパクパクと食べて、

 煮え切らない時間をすごし、

 12時ちょうどには外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、

 車中「スケジュール管理の人」となって移動する。

 研究室に入り、小仕事である。

 予定時間どおりに仕事がすすむ。

 少し、集中力がもどってきたか。

 平身低頭の構えで

 女性学インスティチュートに書類をはこび、

 さらに研究室で小仕事である。

 さらに書類のいくつかを教務課に持参し、

 西宮「オリジナル科目」、キャリアデザイン方面科目の相談もする。

 さらに大学事務長室では、

 夏休みの教室使用の書類を提出。

 事務室を経由し、研究室にもどったところに、

 中国留学を終えた、Nしょんがくる。

 さっそく、卒業論文の相談である。

 「反日」とは何か、「愛国主義教育」の実態はどのようか、

 94年文書の前後で教科書はどう変わったのか、

 そもそも中国歴史教科書の戦後史はどのようか、

 中国の教科書制度はどのようか……。

 調べるべきことは多く、整理すべき論点も多い。

 時間との勝負になりそうである。

 雨が小降りになった、6時半には山を降りる。

 阪急「門戸厄神」から「西宮北口」へ、

 いつもの「居酒屋」に入ってみる。

 店の方が「あらっ、もう中国から帰ってきたの?」

 と、覚えて声をかけてくれる。

 留学中の1年に、日本の政治に何があったかを、

 安倍内閣とアメリカ、蟹工船、ロスジェネ、

 キャノン、地方選挙、後期高齢者医療制度、

 兵庫県政、大阪府政としゃべっていく。

 ついでに、シ~ナのアホ本が

 わが人生に与えた「精神的」影響の重大さ、

 ブラジルのフサオマキザルが、

 体重の80%もの石をもちあげる

 身体運用の見事さなども熱く語る。

 9時30分の解散とする。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「スケジュール管理の人」となって帰宅する。

 メールを開くと、先日の「慰安婦」企画についての感想が

 今日もいくつか届いている。

 ガリガリ君のなし味をかじって、

 からだの熱を冷ましていく。

 明日は、小仕事、会議、パワポづくりの予定である。

 勝負は、午前と、移動時間の使い方か。