8月22日は、6時半起床の朝であった。

 まったく無用の早起きである。

 仕方なく、4年ゼミMマからとどいていた

 学生本の追加原稿ゲラに、

 サクサク赤をいれて、

 奈良方面にガッシンと返す。

 9時半から、10時半まで、

 クタリと眠る。

 タマネギをネチネチと炒め、

 パンとハンバーグで食べていく。

 秋の神戸での講座日程がポンと決まる。

 洗濯物をはげしく干すが、

 気がつけば、時間がなく、

 12時半には、ドタバタ外に飛び出していく。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「大阪」へ、「東岸和田」へ、

 車中「働く権利の人」から、

 「パワポ修正の人」に変態しての移動である。

 グイッと山に向かって、

 「いよやかの郷」に届けていただく。

 3時15分から5時ちょうどまで、

 『蟹工船』ブームについてのニュース報道も流しながら、

 パワポをふりまわしてしゃべっていく。

 テーマは「貧困・格差社会のいきつくところ」。

 主催は堺市教職員組合である。

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 開始前に、「私、2004年の卒業です」と、

 英文科卒のHさんが声をかけてくれる。

 確かに、顔に見覚えがある。

 就職を送らせて教員を目指すことについての立ち話が、

 彼女の背中をひとつ押したという。

 教師の一言というのは、

 こちらが思う以上の力を発揮することがある。

 会場には、作家の永野朝子さんがおられ、

 大作『三池炭鉱(上下)』(新日本出版社、2004年)を

 いただいてしまう。

 ありがとうございます。

 学生たちにも、読んでもらえるようにします。

 JR「東岸和田」から、 

 Hさんといっしょに逆コースをたどり、

 JR「大阪」まで、あれこれおしゃべり。

 担任をつとめる子どもたちの姿を、

 愛情をこめて話してくれる。

 としても嬉しい時間であった。

 こちらは、JR「大阪」から「山科」へ、

 地下鉄「山科」から「小野」へと移動。

 車中「焦りの人」となり、

 「申し訳ないが、少し送れます」と

 途中、「京都」から連絡する。

 京建労醍醐支部事務所への到着は、

 7時45分となっていった。

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 「『慰安婦』問題から考える平和」といった内容で、

 ここでもパワポをふりまわし

 バリバリ、バリバリ、しゃべっていく。

 「あまりに悲しすぎる」「男と女の受け止めの違いが」

 「戦争の歴史はそれなりに知っているつもりだったが」

 「南京大虐殺の真実は」

 様々な感想、意見が語られていく。

 9時30分には、地下鉄「小野」にもどり、

 「山科」へ、JR「山科」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「働く権利の人」となって移動する。

 11時ちょうどの帰宅であった。

 生協の宅配ネタを冷蔵庫に移し、

 洗濯物をベランダから取り込み、

 「探偵ナイトスクープ」をながめながら、

 冷しつけラーメンをゾゾゾゾゾ。

 今夜は、ゆっくり眠れるといいのだが。