朝11時には宿にもどり、

 学生たちとともに出発となる。

 11時半には昼食の場へ。

 チャーシューメンをゾゾゾと食べて、

 チーム大人で酒屋へ移動。

 3周年を迎えた卒業生の店「山葵(わさび)」に

 お祝いとして、地酒2本を届けていく。

 さらに、バスでグイと移動し、

 2時すぎには、白川郷へ到着となる。

 折よく、重い雪も降ってくる。

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 なるほど、こちらも見事な景色。

 どんよりとした空が、

 建物にふさわしい空気をつくる。

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 大きな建物から、大きな「家族」を思い、

 「ああ、ここが『夜這い』の習慣を20世紀まで残した村か」と

 アタマの中身がホイとつながる。

 調べてみれば、建物の一部には、

 「夜這い」のための出入り口もあるという。

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 ほとんどの建物で、

 人々が普通の暮らしを送っている。

 観光でうるおうところもあるのだろうが、

 たくさんの観光客に囲まれれば、

 「生活しづらいだろうな」とも思う。

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 白と黒のモノトーンが

 静かで落ち着いた美しさをつくる。

 山は、まるで水墨画。

 「寒い、寒い」と、

 大人たちはそば屋に「熱燗」をもとめ、

 久しぶりの「蜂の子」にも遭遇していく。