2月13日は、9時ちょうど起床の朝であった。

 この冬は寝ているあいだにハナがつまる。

 一度、耳鼻科に出かけてみるか。

 ただちに「ユダヤ人問題の人」となる。

 このテーマの研究書をまともに読んだのは、

 これが初めてのことであったか。

 なるほど、事柄は「ライン新聞」の論説から

 『独仏年誌』掲載の2論文へ、

 さらに『聖家族』へとつながっていく。

 そして、そのあいだに

 ユダヤ教徒および人間一般

 「政治的解放」と「人間的解放」を

 めぐるマルクスの模索は、

 書くたびグイグイ前進していく。

 さらに、これが「人間的解放」探究の土台となる

 経済学研究の開始と同時期のものであるところに

 マルクスの恐ろしいほどの多才がある。

 『経哲草稿』まで一度にまとめるのは

 ちょっと無理かもしれないなあ。

 とりあえずは、なんか食お。