論文のページに、書評「マルクスの理論の全体像-革命家ゆえの革新と幅の広がり/不破哲三著『古典への招待(下巻)』」をアップ。

 『前衛』2009年6月号に掲載されたもの。

 マルクスへの社会的な再注目があるからこそ、教条主義的でない、

 もう少し強くいえば、マルクス崇拝的姿勢と無縁な

 唯物論者らしいマルクス像の提起が必要。

 そうした姿勢を身につけるうえで格好の書物。

 同時に、マルクスの部分を全体と主張する、

 ありがちな一面的理解に対する批判を用意させるものともなる。