5月19日(火)は、病院添い寝の朝である。

 深夜、12時すぎから1時すぎまで遊び、

 次は、朝6時半から遊び、

 そのあとは9時すぎからの遊びとなっていく。

 断続的な新参リズムへのつきあいである。

 体調は、急速によくなっているようで、

 おなかの酸素ホース、

 胸の心音感知装置、

 そして、右手の点滴と、

 次第に、ものものしい医療「装備」がはずされてゆき、

 さらに飲み薬も減っていく。

 オニギリや、うどん、納豆巻きなどを

 バクバクと食べ、

 ちょいとプラレールでも遊んでみる。

 090519

 昼からは、狭い病棟内の散歩を

 ベビーカーで10回ほど。

 そして、インターネットテレビで「蜜蜂ハッチ」も見る。

 とはいえ、まだ体調の不安定は残り、

 何日もの入院生活によるストレスもある。

 わがままが出るのも仕方がない。

 「2~3日で退院したとしても、

 しばらくは、朝夕の吸引をつづけた方がいい」

 診てくれたお医者さんの意見である。

 4時ちょうどには、これまた発熱している相方がくる。

 申し訳ないが交代である。

 新型インフルエンザ騒動で、

 いくつかの講演依頼が中止になったが、

 まだ京都から中止の連絡はない。

 4時40分には病院を出る。

 途中、5月25日に計画していた

 沖縄大正ツアーの中止をM永さんにお願いし、

 御堂筋線「北花田」から「新大阪」へ、

 JR「新大阪」から「京都」へと移動する。

 しかし、この選択に運がなかった。

 直前に、JRの事故があり、

 電車はやたらと混んで、遅れていく。

 車中「逆襲の人」となったのは「新大阪」まで。

 あとは、ラッシュ時なみの姿勢での移動となった。

 「京都」から、ただちに芝蘭会館へ。

 京都は、修学旅行や観光客のキャンセルで、

 観光業界が大変らしい。

 たどりついたのは、京大関係の施設であった。

 若い人達の集まりで、

 7時前から、8時半までしゃべる。

 テーマは「マルクスの目で現代社会をひも解く!」

 しゃべりすぎで、質疑時間を圧迫してしまう。

 用意したものを削るのは、

 なかなかむずかしい。

 出てきた意見、質問は、

 「日本は『構造改革』よって、

 それまでのわずかなルールが破壊された?」

 「なぜ日本では労働法を守る意識が希薄なのか?」 。

 8時40分には会場を出て、

 京阪「出町柳」から「京橋」へ、

 JR「京橋」から「加島」へ、

 車中「逆襲の人」「メールの人」

 「組合文書作成の人」と変態を遂げつつ移動する。

 10時半すぎの帰宅であった。

 納豆玉子かけゴハンを、ブブブと食べる。

 「ゲラのなおしはまだですか?」と連絡がある。

 とっくにFAXしたものである。

 しかし、届いていないらしい。

 すでに紙面はどこかに捨てたので、

 ブログ用データの一部を赤字にかえて、

 直接、印刷所めがけてガッシンする。

 あのFAXは、いったい、どこへ行ったのか?

 本日の万歩計は、夕方まで上着のポケットに入っていたが、

 ともかく4103歩。

 明日は、組合文書からのスタートである。