兵庫県知事選の結果について、いくつか激励のコメントをいただきました。

 ありがとうございます。

 さらに前進するためには、今回の前進の要因を分析するとともに、

 他面で「ここまでの前進にとどまらざるを得なかった」

 そこの要因も良くみておくことが必要かと思います。

 あくまで個人の感想ですが、

 ①「雪崩をうつかのような変化」をつくるには、

 もっと、地域の「会」の力をたくわえることが必要だろうと思います。

 ②課題の根底には、「語る力」「活動の意欲」を引き出す

 学習の取り組みの一層の充実があったかと思います。

 従来の選挙に比べて、かなり努力を重ねた点ですが、

 各地域の幹部まではその成果がとどいても、

 構成員のすみずみに、というところまでは至らなかった

 ように思っています。

 ③また憲法県政の会の中での、地域の「会」と幹事会の関係

 についても整理すべきところがあるかと思います。

 地域の工夫を幹事会が良く学び、

 その情報をの交流に普及する役割をはたしながら、

 同時に、各地の活動のあり方に、

 幹事会が一定の指導性を発揮すべきところも

 あったかと思います。

 特に、200万対話推進の中心的なツールとされた

 オレンジメッセージ袋については、

 地域によって、活用の度合いにかなりの格差が生まれました。

 ④取り組みの中で、以上のような諸問題を乗り越え、

 諸課題を達成していくためには、さらに「時間」が必要でした。

 その時間を十分に生み出すことができなかった要因の中心は、

 幹事会の経験と力量の不足であったかと思います。

 具体的には、当初の方針どおりに

 候補者決定をすすめることができなかった点に、

 その弱点が集中的にあらわれたかと思います。

 ⑤候補者として、取り組みの先頭に立っていただいた田中氏には、

 心からの感謝と敬意を表します。

 田中氏の決意と奮闘なしには、

 今回の新しい峰は、決してありえないものでした。

 そして、そうであるだけに、その決意と奮闘に

 しっかりとこたえるための周囲の努力についても、

 独自の自己分析が必要かと思います。

 ⑥今回の取り組みのすべてをしっかり記録して、

 それを地域組織をふくめた「会」全体の共有財産とし、

 今後の取り組みにあたっては、つねにその到達から

 出発することのできる保障をつくることが必要かと思っています。

 それを行うためには、「会」全体での

 腹を割った意見の交流が必要かとも思っています。