別府で、NHKスペシャル「金融危機あれから1年 

 世界はどう変わったか」を見る。

 リーマンショックをきっかけとした

 アメリカ経済の消費力低下が、

 日本企業に大きな影響を与えた。

 それを埋める、新たな市場は中国はじめBRICSs。

 そんな具合のつくりだが、

 肝心な日本の国内消費がどこにも登場してこない。

 「構造改革」による

 内需ないがしろの戦略こそが、

 日本経済の脆弱性を増してきた元凶なのだが。

 アメリカでは株価の回復が進んでいる。

 しかし、国内消費は、やはり冷え込んだまま。

 大手ヘッジファンドの代表が、

 「今後の成長は安定しない」と

 冷静に語っていたのは当たっている。

 さて、民主党政権は、内需拡大に向けて、

 一体どんな政策をとるものか。

 雇用、社会保障、税制がカギだが、

 その実行を求める力は、

 なんといっても国民の声。

 小さくとも、一歩一歩の前進を

 積み重ねていくことが大切である。