椎名誠『活字たんけん隊』(岩波新書、2010年)を読み終える。

 内容は、SF、冒険、秘境、スリッパ、投石、カレー、墓、環境・・・

 要するに、著者にとっての多義的面白本を紹介するもの。

 自分が関心をもって「見ている世界」の幅を、

 無理やりグイと大きく拡げてくれる。

 なるほど、奈良の大仏と新長田の鉄人28号は、

 背丈が同じであるらしい。