4月5日(月)は、8時すぎ起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 メールカシャカシャ男から、

 9時半前には外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、大学へ、

 車中「学生マルクスの人」となって移動する。

 10時から、入学式に参加する。

 それまで、にぎやかにしゃべっていた学生たちが、

 式が終わるころには顔つきをかえる。

 学長・理事長の祝辞の中身に加え、

 この儀式を行う空間が、

 学生たちの心の姿勢をかえていく。

 事務室で書類や本を受け取り、

 11時半には研究室へ。

 明日にそなえて、大机の上を書けづけていく。

 そして、新年度の研究費で、

 いくつかの本と映像資料を注文。

 さらに、当面の会議の準備として、

 昨年秋の研修会冊子を読み返す。

 大学生活に馴染めない、

 あるいは学習に困難のともなう学生への

 支援の策を考えるていくもの。

 また、2ケ月前に書いた、新年度のシラバスを打ち出し、

 いくつかの授業の日程を確認。

 段ボール箱に入っていた、

 2005年06年の『エコノミスト』も取り出していく。

 すべての目次をながめ、10数冊をのぞいて、

 他を処分にまわす。

 図書館の保存期限が切れたものである。

 週末の東京講演パワポをつくりはじめ、

 5時をまわったところで、研究室を出る。

 100405・入学式の桜 002 

 新入生たちも山を下り、キャンパスは

 シンとした空気につつまれている。

 図書館前の桜を、やさしい夕日がつつんでいた。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「学生マルクスの人」となって移動する。

 6時ちょうどの帰宅であった。

 ただちに洗濯機のスイッチを入れ、

 にら玉キムチ丼をつくっていく。

 サバ缶もあけて、パクパクパク。

 ああ、やっと落ち着いた。

 洗濯物を、干していくかあ。