4月25日(日)は、9時ちょうど起床の朝であった。

 「はやくエスエルのりにいこう」と

 新参の布団ダイビングに起こされる。

 特殊栄養ドリンクをわかちあい、

 10時前には、一族3人で外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「立花」へ、

 わずか2駅の移動だが、

 「尼崎」手前で、電車がとまる。

 とはいえ、日曜の午前で、

 車内はノンビリムードである。

 われわれも、大きな窓から外をながめてすごしていく。

 JR「立花」から、ブラブラ歩いて、

 尼崎市役所横の大きな公園へ。

 今日は、尼崎民商の「元気まつり」である。

  100425・尼崎元気まつりでユウシン 001 

 新参のお目当ては、こちらのミニSL。

 去年は、ここまでバギーにのってやってきて、

 親にかかえられての乗車であった。

 今年は、サクサク歩いて、

 1人でホイと乗っていく。

 ケホケホはつづくが、人間、しっかり育つものである。

  100425・尼崎元気まつりでユウシン 003 

 途中、機関車と客車が離れてしまうアクシデントもある。

 まわりに「アーッ」と指さされて、

 運転士さんがようやく気づいていた。

  100425・尼崎元気まつりでユウシン 005 

 「もういっかいのる」とはいわず、

 次の希望は「きんぎょすくい」。

 そして、行ってみて、「どじょう」に目を奪われる。

 紙があっさり破れて、

 「どじょうすくい」には失敗するが、

 「大きく育てて、食べてね」と、

 1匹袋にいれてもらう。

 ヨーヨー釣りや、スーパーボールすくいも楽しみ、

 フランクフルトやチヂミなど、

 お祭りらしい食べ物も食べる。

  100425・尼崎元気まつりでユウシン 006 

 そして、最後は、土いじり。

 12時半になったところで、ブラリブラリと駅に歩き、

 JR「立花」から「加島」へ、

 どじょうをいじりながらの帰宅となる。

 絵本を読んで、2時にはグデリと眠っていく。

 こちらも、グーといっしょに眠りこみ、

 3時半に、またしてもはげしく起こされる。

 「すいぞくかんにいきたい」

 「おおすいそうのさめがみたい」というが、

 さすがに、今日は遅すぎる。

 本人がわすれなければ、次の連休に実現するのだろう。

 5時ちょうどには、新参と相方が実家にもどる。

 どじょうは、円筒形のタッパにつめられ、

 両手にかかえられての搬送である。

 こちらは、家にもどっていくが、

 歯の鎮痛剤のためか、

 ひどくアタマがボォッとする。

 これに、さからうことなく、

 ただ、ただ、ボォッと時間をすごしていく。

 椎名誠『コガネムシはどれほど金持ちか』(朝日新聞社、2010年)を読み終える。

 相も変わらず、おもしろい。

 みずから「じいじい」の言葉にはまっているところも。

 ところで、このタイトル、若い世代に意味は通じているのだろうか。

 ぼつぼつ、野菜なんぞを食らってみるか。