6月2日、夜10時ちょうどには大学を出る。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「『死んだのか』の人」となって移動する。

 第2章は「マルクスはジャーナリストだった」となっており、

 その角度から、現代日本のジャーナリズムが批判され、

 他方で、経済学者が批判される。

 問題意識には、わかるところがたくさんある。

 でも、それがマルクスの人生の核心だとするなら

 それは、事実と相当ずれる。

 同じように、ひとことでいうなら「マルクスは革命家だった」。

 だからこそ、マルクスは、それに必要な学問に挑み、

 ジャーナリストの姿もかり、

 さらには、国外亡命をくりかえさねばならない

 運動の実践を避けなかった。

 などと思ったあたりで、10時40分の帰宅となる。

 テレビをつけると、画面は、鳩山後継問題ばかりである。

 論ずべきは、どういう政治をつくるべきかという、

 そこの中身の問題だろう。

 こうなると、現瞬間の日本には

 「マルクスはジャーナリストだった」が、

 実に適切に見えてくる。

 あ~あ、まったく、心底、情けない。

 さて、こちらの問題は、

 そこを、どうやって突き抜けていくか。 

 本日の万歩計は、2322歩。

 明日は、各種小仕事人生から、京都で焼き肉の夜である。