7月8日(木)朝昼兼用でスパゲティをゆがく。

 そして、火をとおした、ブタと鮭とネギとキムチを放り込み、

 フライパンでグルグルなじませていく。

 ノロノロと動きながらも、

 「現代資本主義の人」となっていく。

 目の前にある資本主義の特徴を、

 何に力点をおいてとらえていくか。

 そこに力点をおく基準は、いったい何か。

 「現代資本主義」の「現代」を

 いったい、どこからととらえていくか。

 「現代資本主義」論と、

 資本主義の一般理論との関係はどうなるか。

 文字数の少ない書評仕事ではあるのだが、

 考え出すと、パソコン前で指が止まる。

 5時前には、外に出る。

 ゴミを捨てて、JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、大学へ、

 車中「現代資本主義の人」となって移動する。

 5時30分から、大学総務部主催の講演会。

 「52school.com/河合塾」のお二人が、

 「入試結果、模試動向から見た

 受験生動向と神戸女学院大学」のテーマで報告される。

 印象的だったことのひとつは、

 「入学してわかる良さをどうアピールするか」という言葉。

 もうひとつは「神戸女学院がかわったのではなく、

 まわりがかわり、それによって

 評価ではなく注目度が下がってしまった」という言葉。

 本学の努力不足もあるだろうが、

 「まわり」の変化が、大学の就職予備校化をあおる

 競争政策によるものであれば、

 それには「乗らない」ことも重要な見識。

 その見識を「入学してわかる良さ」として

 うまくアピールすることができるかどうかが、

 今後の努力の大きなポイントになっていくのだろうか。