8月8日、午前11時には、神戸市立婦人会館に到着。

 「第20回兵生連女性のつどい」という企画。

 主催は、兵庫県生活と健康を守る会連合会女性部であった。

 今日のテーマは「こどもの貧困」で、

 選挙結果についても、初めてしゃべる。

 結果の分析が必要なのはもちろんだが、

 同時に、選挙後の政局に、

 すばやく対応していくことも大切である。

 1時間だけなので、

 やや語り足りないところもあったが。

 手作りのお寿司をいただき、

 JR「神戸」から「兵庫」へ、「新長田」へ、

 ただちに移動。

 新長田勤労市民センターで

 お寿司を急いで、パクパクパク。

 ごちそうさまでした。

 とても、おいしかったです。

 1時から、兵庫学習協の「マルクス講座」である。

 第4回は「後進国革命の過渡期論は」のテーマであった。

 最期は、全4回のまとめも口走って、

 4時すぎの終わりとする。

 今回の講座を通じて教えられ、

 考えさせられたことは多かったが、

 そのさわりを少し述べておけば、

 1つは、資本主義論に人間と社会の発達を

 組み入れる必要があるということ。

 それは、経済論についても同様である。

 資本による剰余価値生産の追求に、

 人権・民主主義・平和を求める

 人間のたたかいが規制をかけ、

 この与えられた制約の中で

 新たな剰余価値生産が追求される。

 この両者の関係に目をむけず、

 剰余価値生産の面だけを見ていけば、

 それは現にある資本主義の発展をとらえるものはならない。

 2つは、ソ連崩壊以後の世界構造の変化を、

 人間社会の発展段階としてとらえる視角の大切さ。

 その主な内容をなすのは、次のような変化であろうか。

 ①「社会的市場経済」を標榜する

 EU型資本主義の形成と拡大。

 ②アメリカ帝国主義の急速な後退。

 ③インド・ブラジルなど新興資本主義諸国の

 経済的・政治的台頭。

 ④「市場を活用した社会主義への道」を

 探究する中国・ベトナムの成長と国際交流。

 ⑤ベネズエラ、ボリビア、エクアドルなど

 「新しい社会主義」をめざす取り組みの出現。

 ⑥これら諸地域・運動の活発な相互交流の発展、など。

 3つめに、こうした視角から、

 資本主義の歴史を、

 もう少し視野を広げて

 思いつき的に整理すれば、こうなるか。

 封建制社会内部における資本主義の発生(16世紀)、

 産業革命による資本主義の確立(19世紀)と

 労働運動(組合運動・革命運動)の発生と発展、

 帝国主義の成立(20世紀初頭)と革命・独立運動の発展、

 植民地主義の崩壊(20世紀後半)と戦後民主主義の発展、

 ソ連崩壊と米ソ覇権主義の終焉(21世紀初頭)、

 「新自由主義」の破綻と「社会的市場経済」「新しい社会主義」の出現・・・。

 う~む、失敗したのは、いずれの会場でも

 写真をとるのを忘れたこと。

 JR「新長田」から「甲子園口」へ、

 車中「司法試験雑談の人」となって移動し、

 いつもの喫茶店に直行する。

 さて、山積みの論文たちを読んでいかねば。

 ポイントは、その論文の「問いの立て方」となっていく。