3月11日、3時すぎ、

相方から「地震、大丈夫?」のメールが入る。

ツイッターを開くと、岩手沖を震源に大変な地震。

こちらは、バスの中で何も気づかなかった。

そちら出身のメンバーもあり、

すぐに事情を伝えていく。

次々、入る情報に、被害の甚大さを教えられる。

4時半には、JR「直江津」駅前に到着。

近くの店に入りながら、

T中新幹事に、駅の様子をみてきてもらう。

結果、「全線不通」「復旧の見通しなし」

「運休さらに増える見込み」とのこと。

復旧があっても、まともな時間にはならないと判断し、

ただちに、宿の手配に入る。

明日・明後日が卒業旅行の予定だったが、

4年ゼミの旅行係から

「中止にしましょうか」との連絡がある。

「被災地に友達のいる人もいる」

「旅行の楽しめない人もいる」

「楽しい時間は別の機会に」、

キャンセルがすんなり決まっていく

旅行会社にも連絡するが、

これといった情報もなし。

むしろ、状況への緊迫感の欠如に驚かされる。

さいわい、すぐに宿がとれ、

5時すぎには、みんなで部屋に入る。

110311・ゴクラク4日目 021

「直江津」の夜は、静かに見えるが、

テレビの画面は痛々しい。

DVDをながめる新参も、

時々、振り向いて、神妙な顔つきでながめている。

7時には、再びみんなで集まり、食事をとり、

あれこれの情報を交換する。

「明日、できるだけ早い時間に帰る」

「朝8時に集まって情報の交換を」

と確認した上で今夜は解散。

数名のメンバーで、

近くのイトーヨーカ堂に買い出しに出る。

110311・ゴクラク4日目 023

パンやコーヒーなどを買い、

夜の「直江津」を歩いてみる。

9時半には、新参といっしょに風呂に入り、

2人でグーと眠っていく。