4月29日(金)は、8時すぎ起床の朝であった。

わが人生的には、「早朝決起」に近い時間。

原因は、朝のうちからの大学仕事である。

青汁コーヒーをクピリとやって、

部屋をサクサク片づける。

そして9時半には、外に出る。

JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、

車中「スケジュール確認の人」となって移動する。

10時から、春の大学教授会研修会である。

フロアーで、各学科の入学者選抜指針、

卒業者認定指針を聞いていく。

食事をとって、グループごとのディスカッション。

わがグループのテーマは「本学のミッション」。

問題はそれぞれの「思い」のズレではなく、

「どういう制度」にまとめあげるかの困難である。

短い休憩時間に、

とある総会へのメッセージを

神戸方面にガッシンする。

2時には全体会にもどり、

今度は、大学の「中期目標・中期計画」の議論である。

学長が自ら議論の「たたき台」を示し、

フロアーの教員が、これをホントに叩いていく。

こういう関係が肩肘張らずにつくれるところが、

本学の大きな強みである。

そこにクサビを打つようなまねは、

どなた様も決してなさらぬように。

4時には、終了となって、研究室にもどる。

すぐに組合委員長のT中先生がやってきて、

「あれがああして、こうなんですが」

「それじゃあ、こうして、そうするかなあ」。

届いていた『はじまりのレーニン』にはまってしまい、

一気に最後まで読み終える。

意見を違えるところは少なくないが、

魅かれるのは、その自由闊達な論理と表現。

「主義者」にも、もっと「自由の風と腕」が必要だ。

6時半には、大学を出る。

JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

車中「原発の人」となって移動する。

7時すぎの帰宅であった。

新参と相方がもどっているが、

新参はロタウィルスにやられて、

グッタリ、ゴロゴロ。

それでも録画の「ペンギンズ」にムフッと笑い、

「おトイレいってきま~す」と

スタスタ歩く元気はある。

しかし、8時半には、自分から布団に入り込んだ。

YOUTUBEの「大怪獣バトル」を求められ、

いっしょに布団でながめていく。

9時すぎには、現世生活に復帰して、

「震災マルクス原稿の人」となっていく。

そして、11時すぎには、すっかり飽きる。

明日は、終日新参人生のつもりだが、

幸か不幸か「原稿時間」が増えるのかも知れない。