11月24日、学科改革会議のメモをサクサク書いていく。
朝の新参の食べ残しをパクパク食べて、
12時前には、相方ご実家を後にする。
10分ほどで、病院に到着。
病室で、2時の「手術開始時間」をまっていく。
学科改革会議の準備をつづけ、
メモを大学方面にガッシンする。
予定時間が変更になり、
2時40分「手術室」への移動となる。
相方の麻酔がすっかり効いたところへ、
こちらも、手術着(?)に着替えて入っていく。
ただちに、相方のおなかにメスが入り、
さらに、その奥にまでメスがとどき、
血が飛び、おなかがグイと広げられる。
手前で、相方は目をあけているので、
なんとも不思議な光景である。
人の命というのは、けっこう強靭で、
見ていると、外科医というのは、相当にカラダを使う職人なのだ。
ホホウとか、ドキドキとか、ハラハラとかするうちに、
突然、赤子が取り出され、
本人は、驚く素振りもなく、ただちに、ア~と泣いていく。
時に、3時25分であった。
つづいて、3時30分には、胎盤が取り出され、
その大きさに、ビックリ。
キレイにされた赤子といっしょに、
こちらは手術室を後にして、
ただちに新生児室に移動する。

まっていたのは、こんな顔。
なんだか、そこらの商店街で
チャリンコに乗ってるオバチャンのようにもみえる。

しかし、よく見ると、そこは、やはり赤子であった。

はて、かつての新参に似ているものか。
しばらく、抱いて、ああ、こんな小さかったかなあと、
5年半ぶりの感触をあじわっていく。
わが身は、今後も、長くはたらいていかんとアカンなあ。