9月4日(水)は、8時起床の朝であった。

パンをかじって、9時すぎには

みんなで宿をあとにする。

9時半には、JR「いわき」駅前で

伊東さんと合流。

さっそくご案内をお願いする。

こちらは市内の復興公営住宅。

震災避難は国の補助金で基礎自治体が、

原発避難は県が対応。

「同じ避難者」でも、

互いの対応に違いがあり、

それが住民間の軋轢のもとにも。

190904 福島3日目 (4)

東電の広野町火力発電所。

オーストラリア炭が小名浜港に着き、

それがここに運ばれてくる。

190904 福島3日目 (4)

原発事故対応の拠点とされていたJヴィレッジも、

いまはサッカーの練習・競技場にもどっている。

190904 福島3日目 (4)

2019年4月に開業されたJR「Jヴィレッジ」駅。

県が5億円、関係市町村が5億円、

JRが5億円の計15億円で建設。

190904 福島3日目 (4)

1日9本の電車でもとはとれるのか?

あるいはオリンピックのため

だけの外見せ用か。

190904 福島3日目 (4)

空間線量は0.05μシーベルト。

除染はしっかりやったらしい。

190904 福島3日目 (4)

楢葉町役場前には、

「笑みふるタウン」がつくられている。

商店、住宅の他に立派な集会場も。

190904 福島3日目 (4)

しかし、集まった住民の関係は希薄で、

町内会がつくりづらいとか。

これからどう変わっていくのだろう。

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11時には、楢葉町の宝鏡寺で、

早めのお昼を食べていく。

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今年もお弁当は「けやき共同作業所」

のみなさんにお願いした。

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住職の早川さんは、裁判の打ち合わせでお留守だったが、

伝えたいことの核心は、

こちらの文章にまとまっている。

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11時45分には、お寺を出る。

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楢葉町から富岡町へ。

その境目のこの橋の奥に、

廃炉が正式に決まった

東電福島第二原発がある。

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JR「富岡」駅にまわっていく。

原発事故から8年半がすぎながら、

いまだ「富岡-浪江」は不通のまま。

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12時半には、富岡第二中学へ。

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体育館のとりわけ壇上には、

事故当日の様子が残っている。

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この道路の左側が帰還困難区域、

右は帰還が促進されている区域。

「安心」して帰るのは、

そりゃあ無理というものでしょう。

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福島第二原発の元PR館。

いまは東電の「廃炉資料館」になっているが、

事故の様子や、被災(者)の様子には、

まるでふれられていないらしい。

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国道6号線を北上する。

ここから先は路上以外が帰還困難区域。

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道路の両側には、8年半手つかずの景色がつづく。

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家の前にはバリケード。

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送電線の先、クレーン(通称キリン)が

たくさん立つ場所が東電福島第一原発。

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この道の奥に中間貯蔵施設が。

6号線からは見えないようになっている。

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1時には、JR「浪江」に到着する。

こちらが、JR「浪江-富岡」をつなぐ

「JR列車代行バス」。

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駅の待合で、学生くんの顔出しを。

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運転手の橋本さんが、つれていってくれた

「福島第一が一望できる場」。

天気がよければ、ブルーの建屋も

キレイにならんで見えるらしい。

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福島第一、第二、両方の電気を

東京につなげる変電所。

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高速を南に進むと、

このゼッケンのトラックが次々やってくる。

「環境省 除去土壌等 運搬車」。

先の中間貯蔵施設に向かっていくのである。

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2時45分には「いわき市内」の

「けやき共同作業所」に到着。

伊東さんから、放射線の影響、廃炉資料館、

甲状腺ガンの研究、いわきの裁判の内容など

まとめていくつかを話していただく。

190904 福島3日目 (206)

4時半には、市会議員の渡辺さんが駆けつけてくれ、

事故後の原発ではたらく労働者の

待遇,線量管理、日当・手当てのピンハネなど

について、生々しい話をうかがっていく。

学生からの質問がたくさん。

190904 福島3日目 (206)

6時には作業所を出て、6時半には「古滝屋」さんに。

7時に宿を出ると、いつもの「おかめ」に

学生7人が先回り。

190904 福島3日目 (206)

パクパク食べて、ゴクゴク飲んで、

JR「湯本」周辺の夜はふけていく。

190904 福島3日目 (206)

コンビニ経由で、10時半には部屋にもどり、

12時には、グーと眠っていく。

本日の万歩計は、6160歩。

明日は、主に「いわき」市内となっていく。