「3年ゼミ-日本国憲法制定の過程」をアップ。

 京大の哲学科に学び、マルクス主義の研究を行った鈴木安蔵は、1929年に治安維持法違反で投獄されている。

 32年の出獄後、鈴木は国家の根本は憲法であるとの立場から、憲法制定史の研究を開始する。戦前・戦中の著者は20冊になるという。

 鈴木は、45年12月に憲法研究会の憲法改正要綱をまとめていくが、時にわずか41才。なんとも見事な成熟ぶりである。