6月3日は、9時30分起床の朝であった。

 睡眠時間が短いので、

 今朝のアタマはキッパリ眠い。

 が、人間、切羽詰まればガンバルもの。

 ともかくパソコンにかじりつき、

 「第4章(たぶん)原稿の人」となっていく。

 新参と相方がもどってくる前に

 ケリをつける必要があり、

 11時すぎには、これを東京方面にガッシンする。

 「完成」とはいえない状態だが、

 出版日時から逆算すれば、

 あとはゲラの直しにまわすしかない。

 11時半には、にぎやかに新参が帰ってくる。

 080603

 足元の書類や本の山は、

 「新参止め」の防波堤。

 ここで食い止めなければ、

 本棚部屋は、ますます大変なことになっていく。

 いっしょにゴハンを食べて、

 12時30分には外に出る。

 ヤツは、例によってDVDの「トトロ」に

 貼りついていた。

 JR「加島」から「西宮」へ、

 車中「天皇の人」となって移動する。

 1時20分から「比較経済論-インド経済概要終わる」、

 3時ちょうどから「経済学-日本経団連役員企業の大きな変化」

 をやっていく。

 研究室にもどると、

 4年ゼミのいつもの2人が

 「本づくり最終版」に挑んでいる。

 楽しそうではあるが、

 しかし、2人は最後の砦。

 しっかりガンバッテもらわねばならない。

 「みんなで映画『靖国』を見に行きましょう」と言われるが、

 残念ながら、日程があわず。

 授業のまとめを簡単に書いて、

 5時30分には外に出る。

 「電車に乗る」と叫んだ新参が、

 相方とともにJR「西宮」までやってきている。

 改札口で合流し、

 JR「西宮」から「加島」へ、

 車中「新参対話の人」となって帰宅する。

 主な話題は「カサ」と「ヒコウキ」。

 夕食をとり、7時になったところで

 相方は、たまの羽伸ばしに出かけていく。

 こちらは風呂でゆっくり新参の丸洗い、

 そして、またしても「トトロ」をながめ

 (ヤツはすでに20回は見ているだろう)、

 9時前には、絵本を読んで眠らせていく。

 こちらもガクッと眠りに落ちて、

 気がつけば、10時30分となっていた。

 次は、すでに〆切をすぎてしまった「教育」原稿。

 そして「慰安婦」大人本のまとめに入っていく。

 とはいえ、そこに出したばかりの

 世界構造本のゲラが入ってくるから、

 まだまだ、ヘラヘラ笑っていくしかない。

 笑ってるうちに、なんとかなるだろうという

 実に適当な人生戦略である。