8月27日、3時すぎには外に出る。

 プラゴミ、段ボール、生ゴミを捨て、

 JR「加島」から「西宮」へ、大学へ、

 車中「アメリカ史の人」となって移動する。

 久しぶりに事務室へ突入し、

 本を受け取り、書類の山をながめていく。

 途中「人勧マイナスで、本学の給与は・・・」

 といった声もかけられる。

 とりあえず、それが機械的に

 適応されることは想像しづらいが、

 給与規則改訂作業は、しっかりすすめる必要がある。

 経理課、研究室、教育開発センター

 とグルグルまわり、

 再び研究室にもどったどころで、

 アメリカ本、世界史本、冷戦本をさがしてみる。

 一段落ついたところで、

 「慰安婦」ミニ原稿を読み返し、

 これを、東京方面にガッシンする。

 さらに、「アメリカ史の人」となり、

 ハワード・ジン/レベッカ・ステフォフ

 『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上・下)』

 (09年、あすなろ書房)を読み終える。
 
 ハワード・ジンの大著『民衆のアメリカ史』を

 レベッカ・ステフォフが簡略な読み物にしたものだが、

 先住民、黒人、女性、貧困白人とその闘いなど、

 良くあるアメリカの政策史や権力変遷史には書かれない

 社会の問題点とその変化の原動力が見やすくなっている。

 それにしても、事務室に届いた『民衆のアメリカ史』の本体は、

 上下で1400ページに近いぶ厚さ。

 これは、当面の仕事のためには、

 「事典」として、活用するのが正解なのだろう。