今日(12月15日)は,3時すぎ就寝,10時すぎ起床の朝である。

 アタフタと朝をすごして,11時には外に出る。

 11時30分から「文献ゼミ-中国の戦時性暴力被害者たち」。

 昼休みには,M平先生・K村先生と食堂へ行き,

 「白雲ラーメン」を食べてみる。

 人権が,政治の透明性が,ワーキングプアが……と,

 話題は尽きることがない。

 ラーメンのスープが「日替わり」だということを初めて知る。

 来年度の3年ゼミ応募の結果が発表になったようで,

 「なんとか入れてもらえないか」と研究室をたずねてくる学生がある。

 第1にレポートで,第2に面接時の発言ぶりで決めさせてもらった。

 申し訳ないが,定員をそう大きく超えることはできないのである。

 東京方面に,ミニ原稿ゲラをFAXする。

 つづいて,大阪方面に,連載小原稿の第3回分をガッシンする。

 最新の講演録が,啓蒙的単著につかえるかどうかを点検するが,

 どうもダメのようである。

 大阪のM尾さん,こんなに引っ張ってしまって申しわけありません。

 時間管理に危機感を感じ,少し,手帳の使い方を変えてみる。

 3時40分から教授会。

 こちらの仕事が増えたことが,全体に周知されていく。

 年末のジェンダー論文の骨子を考える。

 戦後の労働力人口やその構成の長期変化など,

 どこにまとまっているのだろうか。

 「二種類の生産」や「労働過程と価値増殖過程」,

 「牧畜や農業における『生産』の意味」なども新たに考えてみたいところ。

 7時前には,大学を出る。

 車中「地域史の人」となりつつ,「加島」にもどる。

 駅前の屋台でポン酢マヨネーズのたこ焼きを買って,帰宅。

 ニュースを見ると,教育基本法が「改正」され,

 防衛「庁」が「省」に繰り上げられていた。

 教育基本法は自民・公明の力で,

 海外派兵を自衛隊の本来任務とする防衛省には民主党も賛成した。

 いずれもアメリカからの求めによる,

 「海外で戦争できる国づくり」の賛成派。

 国会で誰がこの悪事をはらき,誰がそれを防ごうとしたのか,

 その記憶を決して忘れないことが重要である。

 たくさんの「抗議声明」が,早くも手元に届いてくる。

 「あきらめ」ではなく,「新たな怒り」が準備されている。