3月1日は、8時30分起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリと飲んで、

 9時30分には外に出る。

 JR「加島」から「西宮」へ、大学へ、

 車中「スケジュール確認の人」となっての移動であった。

 今日は、今シーズン最後の入試の日である。

 控室で、しばし「待機と採点準備の人」となり、

 弁当の後、12時30分から採点作業に入っていく。

 仕事のすばやい顔が集まっており、

 3時前にはすべてが終わる。

 受験生のみなさん、手伝ったくれた学生のみなさん、

 まことにもっておつかれさまでした。

 研究室にもどり、

 たくさんの郵便物をあけ、

 何冊もの献本をいただいていく。

 平和にかかわるものが多い。

 ありがとうございます。

 学生たちにも、必ず見せてやりますので。

 珍しく電話機がピコピコしており、

 FAXを打ち出してみると、

 「元祖でぶやを録画していませんか」との

 信州方面からの問い合わせであった。

 「ブログで見ました」「京都へ行った回のがあれば」

 「修学旅行前の生徒たちに見せてあげたい」とのことである。

 面識のない中学校の先生からなのだが、

 教育熱心な方なのだろう。

 しかし、残念ながら、ビデオは、

 NHKスペシャルなど授業でつかうもの以外は、

 すべて、その場限りの重ね録り。

 「お役に立てずに、申し訳ありません…」と

 さっそくFAXを返していく。

 4時前には、大学を出る。

 阪急「門戸厄神」から「西宮北口」へ、

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「生活史の人」となって移動する。

 家にもどるなり、

 今日の入試にかかわる小さな文書をパチポチパチ。

 ただちに同僚たちにガッシンする。

 つづいて、本年度「極楽スキー」の全容が確定したので、

 幹事としての多方面的任務を果たしていく。

 今年は、A子・C男のダブル参加もあり、

 彼らにも、京都からの電車の乗り降りの手はず、

 現地への持ち物など、

 詳細な指示をメールで発する。

 7時には、サバを焼いて夕食とする。

 あわせて、夕べの「探偵」を録画で見るが、

 思わぬ人生深遠ものに出くわして驚いていく。

 パソコン前にもどり、

 各種礼状を、神戸、大阪、京都、岡山などにガッシン、ガッシン発信し、

 封書も1通まとめてみる。

 極楽日程から逆算すると、

 思った以上に書き物がある。

 もう、エヘヘと、笑いながら書いていくしかないのである。