4月22日は、10時すぎ起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 メールをチェック、

 ネットのニュースもながめていく。

 昼は、焼きうどんをボソソソソ。

 12時ちょうどには、外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、

 車中「今週の授業の人」となって移動する。

 研究室に直行。

 ある学生にミニテストを課し、

 その横で、夜の研究会の準備をすすめる。

 1時20分から「比較経済論」、

 つづいて3時ちょうどから「経済学」。

 受講者数を制限したので、

 グッと静かに授業が進む。

 途中、情報処理センターで

 本学のメールの仕組みも教えてもらう。

 事務室で、M平先生のメールボックスに

 小森香子『陽子』(かもがわ出版)を放り込む。

 1947年、全国行幸の一環として

 昭和天皇が本学を訪れた時のことが、

 学生の体験として述べられている。

 これは貴重な記録でもある。

 各種書類をもって、研究室にもどり、

 授業のメモをカリカリと書く。

 6時ちょうどには大学を出て、

 JR「西宮」から「三宮」へ、

 車中「最近の政治の動きの人」となって移動する。

 7時から、神戸市勤労会館で研究会。

 道路特定財源の復活をめざす政府の動き、

 大企業が派遣労働縮小に動かざるを得ない現実、

 後期高齢者医療制度のあまりの理不尽、

 切迫した農業再生への具体策など、

 多くのことを様々に論じ合う。

 特に、①神戸ではバスや地下鉄の敬老パス有料化に、

 ②4.15後期高齢者保険料の年金天引き、

 ③6月の増税、高齢者控除の最終廃止、

 ④「新行革プラン」での高齢者医療助成大幅削減(09年実施)があり、

 加えて、石油、牛乳、カップ麺、パンなど

 生活必需品の物価高が追い打ちをかけている。

 社会と政治に対する憤りは、

 ますます高まるばかりである。

 他方で、兵庫県職員給与の大幅減額が

 実施された4.16ショックもある。

 課長級で月4万ほどの削減もあり、

 県庁本部職員自身が知事の失政を

 おおっぴらに語らずにおれなくなっている。

 県職員は本来何をするはたらき手なのか、

 県民を主人公とした政治を担う覚悟はあるのか。

 県職員組合の「組合」としての役割もまた

 深いところから問われている。

 憲法県政の会も、

 学習の取り組みをさらに広げていかねば。

 9時には、会場を出て、JR「三宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「脳の人」となって家にもどる。

 バクバクと夕食をとり、

 講演調整のメールをガッシン、ガッシン。

 卒業生からは、ミニ同窓会の写真もとどく。

 驚いたのは、ニューデリーからメールがあったこと。

 日本で学んだことがあるそうで、

 「比較経済論」でのインドネタからのつながりである。

 ネットの世界は面白い。

 8月3日の「慰安婦」企画に向けて、

 メーリングリストで数日、集中的な議論をしてきたが、

 ようやくカラーのキレイなチラシが完成する。

 ドタバタしながら、それでもことは前に進んでいく。