11月12日(金)は、9時半起床の朝であった。

ネット情報をチラリとながめ、

10時半にはホテルを出る。

JR「池袋」から「東京」へ、「新大阪」へ、

「尼崎」へ、「加島」へ、

車中「駅弁の人」から

「若マル原稿の人」となって移動する。

新幹線で電源がえられず、

電力を食わないワードの

原稿書きに集中していく。

テーマは48年革命の総括である。

「当時は、こういう政治の動きが、

ヨーロッパ各地にただちに広まる状況がありました。

48年3月13日にウィーンで、3月18日にベルリンで、

さらにイタリア各地の独立革命へと--オーストリアからの独立です--、

政治の激動はあっというまに広い地域に広がりました。

しかし、結論を先に述べておくと、

政治的民主主義の前進をもとめたこの運動は、

各地の王権を打ち倒すというような

大規模な旧体制の転換に結びつくものとはなりませんでした」。

2時半前になっての帰宅であった。

ただちに、夜の仮装道具をつくっていく。

墨汁をあけ、半紙に筆で文字を書く。

そして、3時すぎには、外に出る。

JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、大学へ、

車中「若マル原稿の人」となって移動する。

3時40分から、臨時の科別教授会。

学科の基礎ゼミ・文献ゼミについて話し合う。

しかし、いまひとつ議論がかみあわない。

6時前になっての終わりであった。

研究室で仮装道具に手を加え、

6時半前には、大学を出る。

さて、今夜は、ゼミの仮装パーティである。