10月6日(水)は、10時半起床の朝であった。

 よしよし、よ~く、眠った気分である。

 コーヒーをクピリとやって、

 メールカシャカシャ男となっていく。

 中身は、大学方面がほとんどである。

  101006・ベランダからの青空 002 

 今日の空は秋らしい。

 しかし、気温はちょっと高い。

 ゴトゴトゴトゴト・・・

 目の前を、貨物列車がゆっくり走っていく。

 12時前には、外に出る。

 おとなりの歯医者に直行。

 待合室で「心をつなぐ人」となり、

 診療室では、奥歯にブリッジをかけてもらう。

 「このような歯間ブラシをつかってください」と、

 掃除の仕方も教えていただく。

 1時には、家にもどり、

 うどんをゾゾゾと食べていく。

 途中、ピンポ~ンと、宅急便屋さんがやってくる。

 修理に出していたノートがもどってきた。

 この前は、故障がなおらぬままであったが、

 さて、今回はどうなのだろう。

 さっそく、帰って来たノートで、

 メールカシャカシャ男となってみる。

 講演、やっかいごと、キャリア、

 会合、古本、組合・・・。

 まあ、いろいろあるものである。

 本を読み、新聞をながめていると、

 ありゃ! 尼崎市長選に

 「憲法県政」の取り組みで

 いつもお世話になっている方が立候補表明!

 投票は、11月21日なのだという。

 これは応援に、行かないわけにはいかない。

 椎名誠『チベットのラッパ犬』(文藝春秋)を読み終える。

 ほう、こういう具合の終わり方か。

 中村有里『フェイスブックを1時間で使いこなす本』

 (秀和システム)からは、

 ツイッターとフェイスブックを連動させる方法を知る。

 都留民子『失業しても幸せでいられる国』

 (日本機関紙出版センター)は、

 副題の「フランスが教えてくれること」を

 生き生きと、わかりやすく伝えてくれる。

 研究者である著者の

 フランス生活の豊かさが強みである。

 フランスは貧困対策や教育、社会保障などで

 日本よりはるかに政治の人間尊重が進んでいるが、

 それにもかかわらず国民の政府批判は非常に強く、

 昨年のBBCの世論調査によれば、

 資本主義の「限界」を指摘する世論は、43%にもなっている。

 この数字は、調査が行なわれた27ケ国中最高である。

 おそらく、その根底にあるのは、

 「よりよい社会とくらし」を求める欲求の強さ、

 そして「自分はもっと尊重されるべきだ」という人権意識と自尊心。

 そこに、日本社会との歴史的到達点の最大の相違がある。

 暗くなったところで、ヒツジの肉を焼いていく。

 そして、ノンビリ、ダラダラ食べていく。

 帰って来たノートは、夜まで、無事に動きつづけた。

 だが、念のため、明日の講演には

 大判ノートを持参することにする。

 明日は、滋賀での講演と、とある卒業生の披露宴での

 お祝いスピーチの打ち合わせ。

 何せ、伏せ字にすべきことが多いムスメなのである(笑)。