1月13日は,ボケあたまの朝である。

 それもそのはず,7時半の起床である。

 まっとう勤め人には,これといって早くもないが,

 わがダレダレ人生においては,相当の早起きである。

 結局寝たのが3時頃だから,睡眠時間ももちろん足りない。

 それでも8時20分には外に出て,

 JR「加島」から「尼崎」へ,「京都」へ。

 車中「ボケ予習の人」となって移動する。

 今朝の会場は,はじめて行った京都JA会館。

 自治労連女性部による全国的な会議であった。

 ボケあたまのまま,9時30分からしゃべっていく。

 「格差社会と公務・公共にはたらく女性」。

 なんともむずかしい3種混合テーマであり,

 結局「格差」「公務」「女性」の3話切り離し話となってしまう。

 終了後,たくさん本を買っていただき,ボケボケサイン。

 終始ボケっぱなしで,会場の写真も撮り忘れる。

 会議がすすむ中,廊下で30分ほど立ち話。

 「女性の権利がむしばまれていることの重大性が,

 なかなか組合全体の共通認識にならない」。

 「具体的に,どういう具合に話をすすめていった良いのか」。

 なるほど,求められるのはいつでも,解釈ではなく実践の指針。

 「女性」関係のテーマで,それを自信をもって語るには,

 研究のもう一段の深まりが必要である。

 新たな宿題を背負った気分で,JR「京都」へ。

 車中「ウトウトの人」から「同行の人」へと変態していく。

 「同行の人」は,かつてのベ平連の中心メンバーと共産党との

 憲法守るとりくみにおける共同という,

 とある学生の問題意識によくかみあうものであった。

 見せてあげよう。

 1時には「加島」にもどる。

 シャキッと元気にもならず,グタッとへばりきりもせず,

 中途半端な体調のまま,午後をウダウダ過ごしていく。

 夜は,ひさしぶりに新参と風呂に入る。

 顔のデカさ,かいな力,胴体をひねる力,

 ビールの入ったグラスをすきあらば奪い取ろうとする知恵と力,

 甲高い奇声を発しての不快の表明など,

 多方面的な発達をとげているようである。

 明日は論文の最終〆切。

 わがボケあたまは,それに相応しい活動を展開してくれるのか。

 スリリングな綱渡り人生が,つづいていく。