10月15日(土)は、10時半起床の朝であった。

深夜のうちに、身心ともにエネルギーが切れてしまう。

今日の準備をしていながらも、

それが、はっきりわかる瞬間があった。

目覚めてみれば案の定。

どこかが痛いわけでもなく、

熱があるといったこともない。

しかし、動きまわる力がない。

ただただ、エネルギー枯渇の気分である。

今日は、卒業生の結婚式だが、

残念ながら、外には出られそうもなく、

出席するだろう同級生たちに、

事情を伝えるメールをカツカツ打っていく。

「ま~る」よ、直接、お祝いができなくて、まったくすまない。

また、次の機会に。

「どっかあそびにいきたい」という新参と、

座いすに座ったままで、

小手先の怪獣対決をやっていく。

昼は、釜玉うどんをゾゾゾゾゾ。

しばらく、ベランダでボォ~っと外をながめ、

元気に動く、新参をながめる。

2時すぎには、新参といっしょに昼寝に入る。

結局、こちらは6時前まで、

深い眠りに落ちていく。

「なんぼねるん?」と、

とっくに起きていた新参に起こされる。

外が暗くて、ビックリした。

夕食は、野菜肉鍋を、それなりにパクパク。

メールは、講演、学生、キャリアデザイン、『若マル』など。

明日に予定された、卒業2年目同窓会にも

「ドタキャン、すまない」のメールを入れる。

風呂に入り、10時には、

すこしだけ「やる気」がもどってくる。

来週の「講演パワポの人」となってみる。

マイケル・ムーアの「キャピタリズム」にかかわる講演である。

1ケ月ほど前の下書きメモが出てくるが、

社会状況に大きな変化があった。

ムーアが期待して、よびかけた人々の運動が、

「ウォール街を占拠せよ!」として

誰にもわかる姿であらわれている。

「資本の論理」に抵抗し、修正する力を、

「資本の論理」自身が導くというのは、

経済学者等による資本主義分析の重要な成果。

その見事な実証のひとつ。

経済的格差の現実を、「アメリカン・ドリーム」の夢

でごまかしつづけてきたアメリカ。

「自由権」ばかりが強調され、

「社会権」の充実がまるでお留守になってきたアメリカ。

「抗議」から万人の社会権の「獲得」へ、

そこに取り組みをすすめることができるだろうか。

深夜3時前には、パワポを神戸方面にガッシン。

明日は、体調不良・睡眠不足にもかかわらず、

バリウムの洗礼を受けての「健康診断」。

あまり良い結果は、期待できそうにない。