今回の参院選での兵庫県の比例票得票率を、過去の選挙と対比。

 資料の提供、ありがとうございます。

 民主党 39.11%(04参)、40.40%(07参)、43.08%(09衆)、31.58%(10参) ↓

  --民主は過去の連続した上昇傾向から一転急落、前回比約70%

 自民党 24.91%、23.38%、23.48%、20.27% ↓

  --自民への支持ももどっていない、すでに1/5勢力

 公明党 18.21%、15.86%、12.27%、15.02% ↑

  --公明は急速な低下傾向を逆転、とはいえ前回参院選までの回復はなし

 みんなの党 -、-、4.19%、14.89% ↑

  --みんなは10ポイント以上の上昇、躍進

 共産党 9.04%、8.42%、7.79%、6.76% ↓

  --共産は低落傾向に歯止めかからず

 社民党 4.66%、3.28%、4.58%、3.32% ↓

  --社民は、09衆院選よりは後退しているが、前回参院選の比率は維持

 新党改革 -、-、0.36%、2.91% ↑

  --改革は、社民に近い得票率

 たちあがれ日本 -、-、-、1.84% 

 国民新党 -、2.02%、1.87%、1.69% ↓

 女性党 2.22%、1.17%、-、0.76% ↓

 日本創新党 -、-、-、0.56%

 幸福実現党 -、-、0.74%、0.40% ↓

  --他の新党は、さほど大きな得票、変化なし

 全体として、自民・民主への期待は低下したが

 (依然合計50%はあるのだが)、

 その多くを「みんな」が吸収している。

 自民・民主と、さほど政策のかわらぬ

 「みんな」への票の移動は、

 政治の内容評価によるものではない。

 とはいえ、「みんな」の取り組みには、

 マスコミへの露出にのって、

 「何かをやってくれそうな」空気を伝える力があった。

 それなしに、自動的に票はのびない。

 深刻に思えるのは、共産の連続した後退。

 (上の数字の限りでは、今回のポイント減が一番大きい)

 基本線では、国民の願いに

 合致した政策を示しているが、

 それを得票に結実させる力が乏しい。

 その力の衰退を、どこで、

 どうやって逆転させることができるのか。

 直感的には、カナメは、学びの領域にあり、

 独習の気風の「再建」に、

 組織として正面から挑むことに思える。

 「知は力」は真実である。