8月3日、12時半には外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、大学へ、

 車中「スケジュール確認の人」となって移動する。

 研究室のカーテンがはずされていたのは予定どおり。

 しかし、なぜか研究室の電気がつけっぱなし。

 う~む、いったい誰のしわざか。

 なんてことを、深く追求するヒマもなく、

 「前期末試験採点の人」になっていく。

 リレー科目の集計がややこしく、

 事務室で電卓を貸していただく。

 さらに、「経済学」や「比較経済論」など、

 受講者の多いものもながめていく。

 「比較経済論」の課題テーマにこたえる文章に、

 「経済学」だとタイトルを書き、

 「経済学」のボックスに提出している学生もいる。

 残念ながら、採点対象外である。

 4時ちょうどには、約束どおりに3年ゼミの学生がくる。

 夏のインターンシップに行ってくるので、

 関連してゼミ担当教員の印鑑がいるという。

 インターンシップの単位をとるための手続きである。

 あれこれ雑談をしていくが、

 そうか、Nさんは、新体操団体全国4位の

 チャキチャキの体育会系だったわけだ。

 その決断力、行動力の源が

 少しだけ見えた気がして、納得、納得。

 5時には、採点とその成績表への転記をすべて終える。

 ジーコ、ジーコ、コピーをとって、

 教務課に無事提出。

 〆切前の完全提出は、いったい何年ぶりのことだろう。

 先日の打ち合わせの際に置き忘れた本を受け取り、

 (保管してくれた課長は読了したらしい)

 非常勤懇親会費用の立て替え分を受け取っていく。

 途中、なぜか「韓国のコチジャン」をいただいてしまう。

 おありがとうござ~い。

 事務室に電卓を返し、各種書類を受け取り、

 研究室にもどってくる。

 あ~あ、これでたぶん「夏休み」。

 仕事の重点が、個人書き物方面にグッと移動することになる。

 あっ、組合の大事な文書が残っていたか。

 月末には、提出していかないとなあ。