2月13日は,原則仕事回避の1日とする。

 グーダラと良く眠り,

 キィキィ良く叫ぶ新参の口に,パン粥をはこんでみる。

 シエ造号に旅の荷物を放り込み,

 帰りにポストをのぞくと,いくつかの封筒。

 その中に, 第2回の日中共産党理論会談がらみの講演録があり,

 さっそくフムフムと読んでいく。

 これがなかなか面白い。

 2時には,一族で外に出る。

 相方と新参は予防注射へ。

 そして,そのまま実家へもどっていく。

 こちらは,JR「加島」から「尼崎」へ移動。

 改札内の本屋で新書を物色。

 高松市内の様子について,あらたに手軽な情報を得る。

 3月のゼミ講演旅行の準備である。

 車中「老化の人」となり,「尼崎」から「三宮」へと移動する。

 目指すは,センター街のジュンク堂。

 すべての新書の背表紙を,ジックリジックリながめていく。

 これは狭まった視野をゆるめる,なかなか有効な手段となる。

 そして,社会学,政治学,経済学,日本史,統計など,

 グルグル,グルグルまわってみる。

 次の研究課題は「貧困と格差」の問題である。

 その進行をはばむ社会の力を,どこに,どうやって育てていくのか。

 自然に,北欧,ヨーロッパ社会ものにも手が伸びる。

 電車の混雑を避け,5時ちょうどには「三宮」を出る。

 車中「老化の人」を継続し,

 6時前には「加島」の定食屋「かすが」に到着。

 ここでビールを飲みながら,

 和田秀樹『人は「感情」から老化する』(祥伝社,2006年)を読み終える。

 わが人生には,ビジョンの自覚が希薄らしい。

 確かに,いきあたりバッタリの人生である。

 さあて,何を目指してみたものか。

 家にもどり,ウトウトしているところに原稿依頼の確認電話。

 ネボケあたまで,断る予定のものを引き受けてしまう。

 寝込みを襲うとは,卑怯なり……(まだ8時すぎだったけど)。

 人生,そういうこともあるのである。 

 3月半ばに,どこかでホイッと時間をつくらねば。

 手紙を書いて,春・夏の講演日程を調整する。

 明日は,バリバリ書き物人生。

 ま,何事も,楽しんでやっていかんと,しゃあないわな。