10月23日は、8時30分起床の朝であった。

 新参と同時起床の朝である。

 メシを食わせて、遊ばせる。

 ヤツは、気が向けば、長く一人で遊んでいるし、

 「ワシと遊ばんか」と

 はげしく攻撃を仕掛けてくることもある。

 10時30分には、保育所に運搬・連行。

 来年春の「慰安婦」企画にかかわり、

 各方面に「お願い」メールをガシガシ打つ。

 そして、それを夕べのメンバーに報告していく。

 取り組みの活気ある成長には、

 こうした相互刺激が不可欠である。

 12時30分には、外に出る。

 定食屋「かすが」で、午後の授業を考えながら、

 はげしくカツ丼を食っていく。

 テレビのニュースは、さかんに「赤福」をとりあげている。

 JR「加島」から「西宮」へ、

 車中「インドの人」となっての移動である。

 研究室のプリンターがうまく動かず、

 大学研究所のプリンターをかりる。

 インクカートリッジの1つがダメになっているらしい。

 先日、買い換えたものは別のカラーのものであった。

 世の中、そういうことがあるらしい。

 1時20分から「現代社会と経済学」をやっていく。

 つづいて、3時00分から「比較経済論」をやっていく。

 インドについて、少しずつ「なるほどそうか」と

 「わかる」ことで出てきている。

 自分なりに整理がつきはじめる

 その入口に立てたということか。

 4時30分には、事務室に。

 ある先生から、「西宮教職員9条の会」がらみで、

 実にありがたいお返事をいただいていく。

 学内ミニ広報誌のゲラを2つなおして

 企画広報室に持参する。

 そして「忘れずにあれもやれ」と督促を受ける。

 世の中、こういうこともあるのである。

 研究室にもどって、授業のまとめを書いていく。

 受け取った郵便物の中に、

 11月に早稲田で行われる全国学生9条の会の案内がある。

 う~む、本学からの参加は、はたして可能だろうか。

 いささか苦しいところである。

 金沢大学のI先生から、本をいただく。

 ある雑誌に8年間も連載されたものだという。

 恐ろしいほどの執念である。

 7時ちょうどには、大学を出る。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「インドの人」となっての移動である。

 帰宅するなり、ししゃもを焼き、そばをゆがいて夕食とする。

 そして、眠そうな新参を風呂で丸洗い。

 ただちにパソコン前へもどっていく。

 メールであれこれの日程調整をすすめていく。

 やはり3月の講演依頼は断っていく。

 ご依頼いただいたみなさん、申し訳ありません。

 来年の「慰安婦」企画について、

 いっしょにやりましょうとの返事が早くも帰ってくる。

 何せ、ハルモニたちには時間がない。

 これが「最後」のふんばりどころとなる、

 そういう可能性さえ否定できない現実がある。

 「格差社会とジェンダー」がらみレジュメをまとめ、

 大阪、京都、愛媛に向けて、ガッシンする。

 もともと、靖国流の男女共同参画否定団体

 「美しい日本」路線も紹介予定であった。

 安倍政権から福田政権への移行のなかで、

 そこに、どのような変化の兆しが生まれているか、

 そこをあわせて語っていかねばならなくなる。

 ツギハギの不細工なレジュメでご勘弁。

 気がつけば、世間は、早くも11時30分。

 あわてて、「ごきブラ」の録画のボタンを押しにいく。

 明日は、新参サービス、書き物、

 研究会人生の1日となりそうである。

 ネットのニュースもたまっているか。