6月9日(水)は、9時半起床の朝であった。

 いまひとつ、寝が足りないという気分である。

 特殊栄養ドリンクは飲んだものの、

 午前中は、ただボケボケとすごしていく。

 11時半になって、外に出る。

 JR「加島」から「大阪天満宮」へ、

 谷町線「南森町」から「天王寺」へ、

 車中「階級闘争の人」となって移動する。

 12時半には、JR「天王寺」改札前でH子と合流。

 駅ビル2Fにあがって食事をとる。

 こちらは、焼きサバ定食をモリモリモリ。

 そして、地図をながめて、北へと歩き、

 1時半には、目ざすお寺に到着する。

 受付をすませ、

 経木とお骨をもって本堂へ。

 こちらで読経をしていただき、

 さらに、納骨堂へ移動する。

 この間、およそ1時間。

 札幌でなくなった母である。

  100609・一心寺納骨 001 

 最後は、納骨堂前で、

 お線香をたいて、手をあわせる。

 亡くなった人間の骨が集まり、

 その人を偲んでまた人が集まる。

 周辺世界からは隔絶された、

 なんとも不思議な空間である。

 H子とおしゃべりをしながら、駅にもどり、

 JR「天王寺」から「京橋」へ。

 ここでH子とわかれて、

 3時半には「加島」へもどる。

 洗濯をし、ネットをながめ、

 当面の仕事のための本を読む。

 こういう当たり前の日常に、

 人の生き死にが組み込まれている。

 人間の社会は、

 そういうものでもあるわけだ。