10月20日(火)は、9時すぎ起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 「社会的責任原稿」をシャクシャクシャク。

 10時半には、黒いネクタイで外に出る。

 闘病生活にあった友人の訃報が届いたのである。

 こちらのようないらちの人間をも

 ソフトに受け止める、

 懐の深い男だった。

 せめてもの弔意の印である。

 JR「加島」から「西宮」へ、大学へ、

 車中「社会的責任原稿の人」となって移動する。

 11時から、科目「カレント・イシュー」の打ち合わせ。

 留学生向けのこちらのしゃべりを、

 通訳コースの院生たちが、

 バリバリ同時通訳していく授業。

 「鳩山新政権の経済政策」を2回にわたって話す予定。

 今回は、第一回目の、新政権が直面する

 経済問題を大きくながめてみる。

 本番は来週からだが、みなさん、

 よろしくお願いします。

 クッキーなんぞをポリポリ食べて、

 メールをカシャカシャやっていく。

 1時20分から「比較経済論」、

 3時ちょうどから「経済学」をやっていく。

 いずれも映像を活用し、

 その間に、こちらは「原稿の人」ともなってみる。

 4時40分から、わが3年ゼミ生たちの

 訪韓「慰安婦」問題報告会。

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 Y田先生やN尾先生が

 「人権論」や「法律学」の授業を

 報告会への参加にかえてくれたので、

 150名ほどのたくさんの学生の参加となる。

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 まずは、映像『写真に記録された「慰安婦」』を見る。

 ビルマで「慰安婦」を余儀なくされた

 被害者・朴永心さんの苦悩の生涯が描かれる。

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 つづいて、学生たちが「『慰安婦』問題とは何か」

 についての入門的な解説をする。

 いつになく緊張している様子が伝わる。

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 そして、今年の韓国旅行の報告も。

 ここらあたりで、こちらはタイムアップ。

 先に会場を抜けてみると、

 あちらこちらに、こんなミニポスターが。

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 後援いただいた女性学インスティチュートのみなさん

 ありがとうございました。

 5時半には大学を出る。

 JR「西宮」から「三宮」へ、

 車中「予習の人」となって移動する。

 神戸市勤労会館ロビーで、

 ホットドックをパクつきながら、

 「予習の人」を継続していく。

 6時半から、兵庫学習協の秋の講座で、

 『生きているマルクス』第3章をしゃべっていく。

 8時40分の無事終了となる。

 JR「三宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「ドイデの人」となって移動する。

 学生たちからは、特別の連絡はない。

 つつがなく終了したということだろう。

 今頃は、打ち上げの焼き鳥宴会も終了の時刻。

 こちらは、9時30分の帰宅であった。

 ケータイを見ると「次のコラムのテーマを考えよ」とある。

 グーグルカレンダーからの送信である。

 なるほど、そういうことでしたか。

 残り野菜たっぷりラーメンを、

 ゾゾゾとやりつつ、NHKの「仕事の流儀」をながめていく。

 「現代人は、手帳やパソコンのメモに頼りすぎだ」。

 しかし、頼ることをやめるわけにはいかないから、

 「記憶」の衰えをふせぐのに、

 他の工夫が必要となる。

 はて。

 本日の万歩計は、5214歩。

 明日は散髪にいかんとなあ。