12月13日、午後2時から

 兵庫「非核の政府を求める会」の学習会。

 2時すぎから1時間ほど、しゃべらせてもらう。

 テーマは「学生と学ぶ『慰安婦』問題2008」である。

 つづいて学生たち3人がゼミ活動の報告をする。

 3人のうち2人は、今日がはじめてのしゃべりである。

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 ふだんのゼミでは聞けない話を聞いていく。

 「歴史は受け身で学ぶだけではわからない」

 「先輩の本を読んで『慰安婦』問題をはじめて知った」

 「(本をつくるなど)学んだ証を残したい」

 「自分の知らない世界をもつ教員と学びたかった」

 「韓国に行くには勇気が要った」

 「再現された『慰安所』には、長く入っていられなかった。

 途中で、学ぶことをシンドイと思った自分が恥ずかしくなった」

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 「(ハルモニは)小さな体でどれほど深い傷を負ったのか」

 「歴史館での学びは、精神的にはつらかったが

 貴重な体験になったと思う」

 「(ハルモニの問いかけを受けて)夜1時まで議論した」

 「(水曜集会は)コワかったが、

 話しはじめると、逆に勇気をたくさんもらえた」

 「(ハルモニと昼食をとって)『若い人にうらみはない』

 という言葉が本当のものだと実感できた」。

 それぞれに、なかなか堂々とした話であった。

 自分のカラダとあたまの中に

 たくさんの「蓄積」があるということだろう。

 質疑では、年配の人たちから

 「こんなことも学んでほしい」といった要望

 あるいは「説教」もあるが、

 「それではまずい」と

 途中で少しずつ気づかれていたようだ。

 当然である。

 この機会に、ベテランが学ぶべきは、

 若い世代と手をつなぐにはどういう工夫が必要かである。

 相手がいくら若かろうと、

 それだけで「自分が学ぶ」姿勢を失って

 良いはずがない。

 5時すぎには会場を出て、

 「非核の政府を求める会」のみなさんの

 忘年会にまじりこむ。

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 岡山からこられたS本さん親子も一緒である。

 学問について、運動について、

 人の成長について、教育について、政治について、

 あれこれの意見がとびかっていく。

 他方で、学生たちには、

 こうした大人社会に触れることが

 貴重な財産となっていく。

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 8時ちょうどのおひらきである。

 楽しい、充実の時間であった。