3月15日は、9時30分起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクで人生を開始し、

 パソコン前に貼りついていく。

 「格差レジュメの人」となり、

 12時すぎには納豆キムチごはんをボボボボボ。

 1時前には外に出る。

 JR「加島」から「新福島」へ、

 環状線「福島」から「西九条」へ、

 ゆめ咲線「西九条」から「桜島」へ、ロッジ舞洲へ、

 車中「招待の人」となって移動する。

 ここは、大阪オリンピックが行われる予定だった埋立島である。

 足を踏み入れるのははじめてのこと。

 たくさんのスポーツ施設があるが、

 ほとんど使われていないらしい。

 大きな橋の先に、もうひとつの埋立島・夢洲があるが、

 こちらは、使い途さえ、あまりはっきりしないとか。

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 キレイに整理された施設だが、維持するだけでも、

 相当な金がかかっているのだろう。

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 海の向こうには、神戸の街も見えていた。

 2時から、関西唯物論研究会のシンポジウムで報告する。

 報告者は2名。

 こちらと、もうお1人は、政治学者のN澤さん(立命館非常勤講師)。

 政治と経済とでの分担であり、大きなテーマは「格差社会」。

 ①97年をピークとした全世帯平均所得の低下、同一階級内部の格差拡大といった現象と階級対立の根本を重層的にとらえる「格差社会」把握が必要である、

 ②「格差」の告発にとどまらず、これを乗り越えていく改革の主体形成を促進する方策の探究に力点をおくことが重要である、

 ③とりわけ拡大している憲法学習の内容を、改憲をめぐる政治情勢の学習にとどめず、国民の主権者意識の発揚につながる憲法の条文学習としていくことがきっかけとなる、

 これらが、自分なりに大いに勉強になったことがらの柱となった。

 ④さらに、やや別の角度からの問題として、現状にとってかわる社会を構想する際に、自然環境による制約についての具体的な指摘を欠かさないことの大切さも学ぶ。

 アットホームな議論は6時すぎまで継続し、

 会場を出たのは、すでに7時前にことである。

 中国の現状についても、文献と内容の紹介を受ける。

 車中「招待の人」となり、逆コースをたどって

 8時前には「加島」にもどる。

 ジュウと肉を焼いて、夕食とする。

 録画したつもりの昼の関西必見アホバカ番組は、

 どうしたわけか、何も入っていなかった。

 画像も妙に赤みがかり、

 そろそろテレビ自体が限界なのか。

 極楽初日の朝に出した『経済』のゲラが再びもどってきた。

 わずかな手入れでいけるだろう。

 「同窓会をします」と卒業生から連絡がある。

 いくつかの本を注文し、

 新参とのまとまった時間の使い方についても考えてみる。