『蟹工船・まんがで読破』(イーストプレス、2007年)を読み終える。

 小林多喜二の「蟹工船」をまんがで読むのは、これが2種類目。

 「ここには自分たちのことが書いてある」。

 そう語る若い世代がいるのは本当に驚き。

 描かれているのは、資本と軍のための文字通りの奴隷労働だから。

 今日の非正規雇用労働につうじるところがあるという。

 ルールなき「資本の専制」。

 何とかせねばならない現実である。