各地で学生たちが、「慰安婦」問題での学びを紹介する講演を行っている。

 今日(10月26日)は、兵庫県内の高校での講演であった。

 以下は、当該の授業を担当されたF先生からのメールである。

 学生の名前をイニシャルにした他は、全文、届けられたそのままである。

 聞いてくれた高校生の感想がすばらしい。 

 ゼミ生の話には、当然の未熟さがあり、たどたどしさがある。

 だが、それでも聞く人の心をゆさぶる力は十分にあるということである。 

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 「本日は、Mさんら3人の石川先生のゼミ生が、日本史Aの時間に、お話をいただきました。

 3人とも、非常にわかりやすく、聞きやすい言葉で、38名の生徒は満足をしていました。

 お世辞ではなく、本当に有意義なお話でした。

 彼女たちの学びの過程についての話は、特に大学に進学前の高校3年生には参考になりました。

 あのあと、「神戸女学院を受けたい」と新たに言い出す生徒が出てきました。効果抜群です。

 本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 以下、先ほど、生徒から一通のメールが届きました。第一号の感想です。

 『どう表現したらいいのかわからないけど、本当にいたたまれなかった。女性としても心臓をもぎとられるような思いがした。

 今日本にいる人で、慰安婦問題を知っている人はどれくらいいるのだろう。

 学校の教科書では『慰安婦』と一行で書かれている。それだけで済ましていいものなのかと、今日の話しを聞いて感じた。

 日本の政府の対応もおかしい。謝罪や賠償金もしない、もししたところで解決はしないと思う。

 きちんとこのような悲惨な歴史をもう二度と起こさないために、新しい世代に伝えていくことをしないといけないじゃないかな。

 私は今日この話しを伝えられた。

 だから私はもうこんな最悪なことが起こらないため、戦争を起こさないため、次の世代、自分の子どもに伝えたい。』」