12月23日(水)は、10時起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 「マイケル・ムーアの人」となっていく。

 11時には、取材の電話が入ってくる。

 あれこれしゃべるが、

 結果は、600字にまでしぼられる。

 夕べのうちに、冷凍庫から冷蔵庫にうつしておいたヒツジだが、

 依然、頑として包丁をうけつけない。

 仕方なく、台所に放り出し、

 こちらは、ゴハンにたまごをぶっかけて、

 炒めたシイタケを、

 白菜キムチとあえてガシガシガシ。

 ハードディスクの内容が、

 画面にうつらないことに気づき、

 テレビをあちこちいじっていく。

 結局、配線のゆるみであった。

 実にアナログな話であった。

 昼寝に入りかけの新参から電話が入る。

 フニャフニャ泣いていたが、

 週末は生活発表会および給食参観となっていく。

 新年の「講演パワポづくりの人」となる。

 金融危機ネタを少し加え、

 他方、90分の講演時間にあわせて

 いくつかのスライドをカットする。

 つづいて「組合交渉結果メールの人」となっていく。

 こちらは大学教員であるとともに、

 子どもを大学に通わせる保護者でもある。

 保護者としては「学費が下がる」のはありがたい。

 だが「学費は下がりませんが、賃金カットはしました」と、

 そんなことをいわれたところで、チリひとつほどのメリットもない。

 「教職員が気の毒に」と思うだけ。

 さて、外がすっかり暗くなってきた。

 もう一度、ヒツジに挑んでみよう。